底なし沼へようこそ。

沼から抜け出せなくなった看護師の独り言。

すばくら担の独り言 -あの日の出来事について-

 

 

相変わらず文才がなく、主観の多い文章になってます。

読む読まないは自由ですが、上記ご了承ください。

 

 

 

 

 

夜勤明けの翌日は平気で12時すぎまで寝ている私が、珍しく9時台にハッと目覚めた。

 

胸騒ぎがした。

 

直後にiPhoneが震えた。

"ファンの皆さんへお知らせがあります。"

 

 

 

約束の11時。

目を逸らしたい現実がそこにあった。

ドッキリだと笑って欲しい。

そんなんあるわけないやんって言って欲しい。

ひたすらそう願い、泣いた。

 

 

 

ても、そんな願いも虚しく、世界は簡単に回った。

 

 

 

会見の映像を見たのは、真っ先に声が聞きたいと思った相方と思いの丈をぶつけ合い、一通り泣いてから。

 

彼の目は真っ直ぐ前を見つめていた。

文字列を見るだけではあまりよく分からなかった、強すぎるくらいの意思が伝わってきた。

"私たちには何も言わせてくれないんだ" って悲しくなる一方で、"あぁ、どこまでも渋谷すばるだなぁ" と苦笑してしまった。

間違いなく、私が大好きな渋谷すばるがそこにいた。

 

 

 

隣にいるメンバーたちも、それぞれに彼ららしかった。

憔悴しきった様子で涙を流すきみくん。

切なく微笑むまるちゃん。

キリッと前を見つめる亮ちゃん。

こんな時も明るくリードするひなちゃん。

 

そして、見るからにふてぶてしいおおくら。

 

何も知らない人は、彼の態度をよく思わなかったかもしれない。

でも、私は、実に彼らしいと思った。

 

「(会見に出るのは)嫌だった」

「勝手な決断をするすばるくん」

「何を言うのか隣で聞いていたいと思った」

並んだ言葉だけを見れば、すごく皮肉交じりで冷たい。

泣き腫らしたような、とてもドラマ撮影中のアイドルとは思えないような顔つき。

表情もムスッとしてて、椅子や机に寄りかかるような姿勢は他のメンバーに比べると一目瞭然で悪い。

 

でもきっと、それが彼の精一杯だった。

「嫌いになれなかった」

その一言と、FCサイトで公開された文章には、彼から渋谷すばるへの愛が沢山詰まっていた。

 

 

 

私は、すばくらの関係性がたまらなく好きだ。

 

おおくらが力強くドラムを叩けば、すばるはそのリズムに乗せられて歌声を響かせる。

すばるがエネルギッシュに歌えば、おおくらも全身全霊でドラムを叩く。

自然に振り返りおおくらに目配せするすばると、嬉しそうに微笑み返すおおくら。

"大倉のドラムは前で歌ってて気持ちが良い"

"すばるくんの後ろでしか叩きたくない"

言葉にせずともお互いの呼吸で分かり合える、ボーカルとドラマーという、音楽で繋がった深い絆。

 

すばるがちっちゃいボケをかますと、おおくらは大きな口を開けてゲラゲラ笑う。

そんなおおくらを見て、すばるも嬉しそうに笑う。

そのまま2人でドツボにはまる。

結果、他のメンバーも巻き込む。

たまにおおくらがツンケンすると、すばるは分かりやすくショボンと小さくなる。

すばるがくっつきに行くと、おおくらはハイハイと軽くあしらうように見せて嬉しそうににこにこしている。

次男気質の小さなお兄ちゃんと、長男気質の大きな弟。

お互いが笑っていれば幸せな凸凹兄弟。

 

すばるはずっと関西Jr.のトップにいた。

デビュー後も、関ジャニ∞の絶対的なボーカルとしてグループの名を広めた。

メンバーのことも、ファンのことも真っ直ぐ愛した。

何度も何度も"Eighter"と叫んでくれた。

一方で、自分の理想の音楽を追い続けた。

もがき苦しみながらも、自分の道を進み続けた。

すばるの音楽への愛と探求心は、関ジャニ∞の音楽の幅をグッと広げて、音楽界での地位も上げていった。

 

おおくらは最後にグループに加入した。

メンバーに追いつきたくてがむしゃらに努力した。

努力の末、ドラムという武器を身につけた。

いつしか、音楽面だけではなく様々な面でグループを支える存在になった。

ファンと同じ目線から、俯瞰でグループを見れる頼もしい最年少になった。

"関ジャニ∞の名をもっと広めたい"という思いだけがおおくらの原動力だった。

だからこそ、グループを出てソロ活動をすることの意味を見出だせずに一人悩んだ時期もあった。

全てをグループに還元すべく、ドラマーとして、俳優として上を目指した。

 

辿ってきた道も、方法も、考え方も違う2人。

でも、2人とも、それぞれのやり方で自分の道を貫いて、それがグループを大きくした。

メンバーとファンを愛し、愛される存在になった。

そして、その違いをもって、お互いにお互いを信頼し、尊敬し合っていた。

 

 

 

こんな愛おしい関係性だからこそ、おおくらはあの態度に至り、彼の口からはあの言葉たちが出たんだと思う。

 

すっと追いかけてきたすばるの背中、すぐ後ろというポジションから見守り続けた大きな背中が、自分の目の前から遠のいてしまう。

メンバー全員で同じ未来を描いていたはずなのに、その未来にすばるはいない。

誰よりも関ジャニ∞というアイドルを、メンバーを、そしてEighterを愛した男が、それらを全て置いて行ってしまう。

納得できない、したくもない。

でも、大切なメンバーだから、尊敬できる存在だから、応援したい、応援しなきゃいけない。

 

私たちがこれほどに衝撃を受け、ショックで立ち直れないほどになっているのだから、あの涙や笑顔の裏で、メンバーたちがどれほどの思いでいるかは想像を遥かに越えていると思う。

軽々しく同じ気持ちだなんて言ってはいけないと思う。

でも、おおくらの様子を見て、言葉を聞いて、"この人はまだ完全に納得できてないんだ、この人とは、消化しきれない苦しみや辛さを共有できているんだ"と思えた。

もちろん、おおくらはファンの立場に立って私たちの思いを代弁してくれたわけではない。

あの態度が、言葉が、彼の素直な思い。

だから嬉しかった。

こんな時に不謹慎だけど、"やっぱり私の好きになった人だ" と、心から思った。

そして、これからの彼を見守りたいと思った。

 

 

 

 

 

ずはるに対して思うことは山ほどある。

 

なんで15周年目前、ツアーを控えた今なのか。

なんで関ジャニ∞に属したままでは夢を追えないのか。

なんでメンバーを、私たちを置いていくのか。

なんで何も言わせてくれないのか。

10年後、20年後を誓ってくれたあの言葉は嘘だったのか。

 

もう、アホなことしてゲラゲラ笑い合ってる7人の笑顔が見れない。

7人の奏でる音楽が聴けない。

すばるが愛おしそうに私たちの名を呼んでくれる声が聴けない。

そんな未来、考えられない。

認めたくない。

 

でも、私たちが泣こうが喚こうが現実は変わらない。

すでに走り出した彼を引き留める術はない。

応援するしかない。

 

だから、少しずつ、少しずつ受け入れていきます。

時間はかかるだろうけど、前に進みたい。

私だって、すばるを嫌いにはなれないから。

嫌いになれるわけないから。

 

 

 

関ジャニ∞が、すばるに「ほれみぃ!」って言えるような大きなグループになっていけますように。

渋谷すばるが、ジャニーズ事務所を飛び出したことを後悔しないようなビッグアーティストになれますように。

そしていつか、渋谷すばる関ジャニ∞が笑って共演できる日が来ますように。

それを笑って見届けられますように。

 

 

 

その日のためにも、今は泣かせてください。

心から笑って背中を押せない、弱いファンでごめんね。

 

 

 

 

 

どこかであなたの歌が

誰かの心を震わせていることを願っています。

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